
一般社団法人愛知・地域ねこ応援団の譲渡時の維持管理費請求に関して、
ある猫ボラさんからの苦言が耳に入ったので、
この件を異議抗議すると共に、皆さまにご理解していただきたく説明します。
地域ねこ応援団Cat paw clubと2007年に立ち上げた時、
活動の継続を考えると、ノミ駆除、回虫駆除、ワクチン、不妊手術費、
健康な猫を望む飼い主のためにするようになったウィルス検査や血液検査
これらを、里親さんにお願いすることを譲渡前に打ち出すことを決定したのは私です。
見ず知らずの方への譲渡には、危険があることは皆さんご存知だと思います。
当時も、猫を譲るのに、お金を取るなんて~という声も聞きました。
ですが、里親さんの質の向上を伴う譲渡は、遺棄虐待殺処分0に繋がると判断し
里親さんの質の向上を願い、私は、周囲の不安を無視し、誓約書に記入しました。
自分の活動を「命のリレー」活動と名づけ、そう意識し、活動開始したのは、
地域猫応援団Cat paw club設立する前からですし、
保護→譲渡という活動を「命のリレー」と名づけたのも私です。
一般市民の方々に、そして、会員たちに、単なる譲渡ではなく、
猫の「命」を担っていると考え、責務を持って活動して欲しかったのです。
飼い主のいない猫を保護した。いわば、私たちの勝手で保護し、
猫が選んだのではない。私たちが選ぶ里親に猫を渡しているのが、譲渡という活動です。
絶対に幸せにしていただく方への譲渡が猫への責務であり、自分の行動への責務だと考えています。
そして、その後も、常に猫を保護をした自分への責務がどこまで取れるのかを私は考えてきました。
登録制がない猫、そのハンディを持っても、私が保護し、譲渡した猫を生涯守る方法を、です。
同時に、飼い主のいない猫問題の活動を継続していくと、社会問題が見えてきました。
この社会において、遺棄虐待殺処分0を目標とした活動を考える必要があることを
多々経験もしてきました。
保護した猫を生涯守る方法。という考えから
譲渡活動において、遺棄虐待殺処分に繋がらない活動とは?と考えるようになったのです。
マイクロチップについては、里親様に過去は任せていました。
法人を設立した時に、阪田理事が、「マイクロチップの装着の義務」を提案してきました。
これを法人の規約にすること=目的に近づく譲渡方法だということは
誰が考えても、ご理解いただけるかと思います。
会員たちと話し合いを重ね、承認を得て、譲渡の流れの規約と決定しました。
未来を変える譲渡の流れを作っていかねば、今の現状(殺処分頭数が多い)は平行のままです。
殺処分頭数世界ワースト一位の名古屋市の住民に、私たちは猫の命をリレーしているのです。
他の県以上に、他の誰よりも、
私たちは、その責務を感じて活動をしなければならない気がしてもいました。
そうして、決定した譲渡の流れ。に対し
お金をもらう=譲渡率が下がる。
里親から35,000円取って猫を渡している。
不景気の今、そこまで猫に払う人は少ない。
そういう発言をする猫ボランティアがいると聞き、憤慨しています。
そういう人に限って、私たちは気持ちしかもらっていない。
基本治療費しかもらっていない。と言うわけで。
わが身(自分の保護している猫の譲渡率向上)しか考えずに、人の足を引っ張ることを言う。
思っていても、言うべきではないと私は思うのだけど…。
先駆者として言わせてもらいますけど、
貴方たちが考えている以上、私たちは、もっと先を見て、行動しています。
人のことをとやかく言う前に、
猫にとって、どういう譲渡がベストなのかを、
貴方方は、考えるべき、今であるべきで、
他の団体の足を引っ張るような発言は、以後慎むべきです。
未来のために、誰かが向上心を持って、流れを変えていかねば、ならないはずです。
猫の譲渡率を上げるために、活動をしているのですか?
自分が保護した猫だけ、幸せになればいいのですか?
遺棄や虐待、殺処分を軽減するために活動をしているのではないのですか?
少なくとも、私は、その為に活動しているのです。
貴方たちの譲渡に関して、私はとやかく言った覚えもありません。
人それぞれ、活動することに意味があると思っているからです。
人の足を引っ張っるのも、いい加減に辞めて欲しいです。
私たち法人の譲渡には、下記の活動が含まれています。
そして、ご理解していただける方に、猫たちの命をお渡ししたいと思います。
・基本的治療、不妊手術、マイクロチップ、生涯サポート(電話相談)
生前里親制度利用可能。までが、愛知・地域ねこ応援団の譲渡です。
正式譲渡後(子猫など)終わっていない治療が終了するまで見届けさせていただきます。
・維持管理費用としていただいた支援の中、3万円を会員補助金とし、保護→譲渡活動を行った会員へ。
3万以上のお金は、法人口座に支援としていただき、万が一の裁判費用に積み立てをします。
法人は、会員の譲渡にも 責務を持っているのです。
決算の時期まで「万が一」がない場合は、会員のTNR活動や他地域活動などへ補助金として支出します。
里親様にも、私たちの法人への活動に支援者として、参加していただきたいと思っています。
・シェルターを設備として持つことによって、
譲渡後、里親さんに万が一の時には、生前里親制度を利用していただくことが出来ます。
これは、殺処分軽減に繋がる活動です。
シェルターや生前里親制度の導入はこれからですが年度内には導入可能です。
と、言うことは、
当法人譲渡とは、生涯その猫に対してサポートが出来る環境に。なるということです。
会員個人が活動を辞めても、会員に万が一のことがあっても、
法人が存続する限り、譲渡した猫の飼育相談サポートも生涯できます。
次の世代が法人を引き継ぎ、その会員たちが猫の生涯サポートが出来る点でも、法人譲渡は安全と言えます。
里親様にとっても、もちろん猫にとっても、責務あるシステム完成したと思っています。
嫌味な発言や苦言に関しても、正々堂々と立ち向かう~(笑)
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