熊本地震 救済活動協力から帰宅しました
愛知・地域ねこ応援団blogと重なりますが、Cat paw club支援者の皆様にご報告させていただきます。
被災地救援活動への支援協力をいただき、
6日から10日まで、熊本被災猫救援活動へ出向いていました。
全日、車中泊で、体がパンパンに張っておりますが、どうにか意識は戻りました。(笑)
順に、地区ごとに分け、活動報告をいたします。
熊本地震による迷子猫の捜索活動と共に、
迷い猫捜索エリアで、放浪している猫たちの現状調査も今回は行ってきました。
レポートを、熊本市動物行政へ提出し、飼い主のいない猫TNR活動を要望します。
数か所、活動しましたが、
問題が深刻な益城町安永地区の状況をレポートします。
横に通っているのが県道28号線。
この場所、50m四方だけで、12匹を確認しました。

福島の時もそうでしたが、潜んでいる猫たちは、空腹の限界になると、道端に出てくる傾向があります。
交通量がある昼間は、潜んでいても、早朝、日が昇る少し前なら会えると思い、回っていきます。
近くにある支援物資配給場所の前で、キジ白の猫を見かけたので車を止め、
フードの音をさせ、声掛けしていきます。
見かけたシロキジ、白黒猫は、私を見て家屋の奥へ逃げてしまいました。
水とフード、缶詰を3匹分ほど置き、場所を移動する前に行くと
フードは少し残っていましたが、水も缶詰も空っぽになっていました。

崩壊した建物の中から、茶白猫が姿を見せてくれました。
毛並みのきれいな猫で表情も柔らかく思いましたので、
飼い猫かもしれないと思い、捕獲器を仕掛けましたが、入ってくれませんでした。

地区のごみ置き場が近くにありましたが、ここにも黒猫が座って誰かを待っているように見えました。
フード、レトルト一袋を置くと、静かにゆっくり食べてくれました。
人との接触のある食べ方なので、飼い猫、もしくは外飼いの猫に推測しました。

上の黄色い建物から、同じシロキジがもう一匹顔を出していました。
少し大きさが違いますが、若い兄弟かと思います。
近隣に人が住んでいない場所。
全頭保護出来ず、熊本に居る間しか、ご飯をあげれない。
…本当に、本当に胸が痛いです。
ご飯の用意をしながら、ご飯しかあげれない自分が情けなく、
残された猫たちが気の毒で、悔しくて…涙が流れました。

そんな中、私と目が合った、このチヤトラの目の強さに、救われた思いがしました。
「大丈夫、僕たちは、ここで生きていく」そう言っているように見えました。
面倒を見てくれていた方が、居たのでしょうか?
さび猫、チヤトラ、チヤトラ、白黒、三毛猫…
たくさんの猫が米穀屋さんの駐車場や壊れた家屋にいました。
たっぷりまたたびをふりかけたフードと缶詰、水もたっぷりおいてきました。
住民が住んでいたら、ご飯をあげて欲しいとお願いもできますが、周囲は崩壊宅だらけ。

飼い主のいなくなった猫たち、飼い主のいない猫は、不妊手術が是非になります。
近隣の方に、給仕協力していただき、地元ボランティアさんと連携してTNR活動を行ってもらう。
もしくは、給仕協力者がいない場合、救助活動者が連携しての給仕、TNR活動を行う。
または、全頭保護しか…命を救う道はないわけですが
このエリアは、後者です。
被災者の心に寄り添う活動として、飼い猫探しの為、積極的に捕獲器を設置しています。

現状、資金がない。活動時間がない。という事情で
迷い猫以外の猫が入った場合は、離されている状況です
勿論、ケガや人なれしている猫は、最寄りの動物病院に運び治療をしてもらっています。
症状によって、人なれしている猫は、入院保護してもいます。
但し、皆さん、資金薄の中、出来る範囲での活動しか…出来ません。
私も、今回、活動資金ぎりぎりで熊本入り。
妊娠している猫、人なれしている猫は、TNRもしくは、治療後、保護する覚悟で現地入りしました。
ですが、多くの猫たちへの命を繋ぐ住民がいないエリアの猫たちをすべて保護することも出来ない事。
住民がいる給仕可能なエリアにおいてさえ、
飼い主のいない猫たちへのTNR活動を終える資金がない…現状に苦しみました。
現地で活動継続されている方々も、皆さん思いは同じ…
捕獲器を仕掛けた責務を取り、飼い猫以外の猫が入った場合、TNR活動と併用する。
そんな充実した迷い猫捜索を行いたい思いでいると思います。
捕獲したい猫以外は、入ってほしくない心情…
活動している方々なら、ご理解くださるかと思います。
同じ安永地区
飼い猫が戻ってこないという事があり、柱が折れている中、支え、
自宅と避難所での暮らしを継続しながら、倉庫を猫部屋にし
逃亡した猫の帰りを待っているお宅の捕獲器管理をうささんから引き継ぎました。

自宅周辺、数件のお宅のみ、暮らしている状況。周囲ほとんどの家屋が崩壊されていました。

飼い主がいなくなった崩壊家屋で、3匹の猫の姿を見ました。
その内、1匹がケガ?かと思いましたが、疥癬症状に思いましたので
捕獲器を仕掛け、すぐに入ってくれましたので、翌日、動物病院に搬入し
注射は無理なので、レボリューションをいただき、差し、リリースしました。

他、倉庫においているご飯を食べに来ている猫に会いました。
どうやら、妊娠しているらしく、奥様によると足元まで寄ってくるほど慣れたとのこと
捕獲器に入ったら、保護しようと思い、数日間通いましたが、私を避けるように…
その後、姿を見せず、引き続き、捕獲をお願いしてはいますが、今の時点では捕獲できていません。

6月9日、夕方18時過ぎ。
朝夕、捕獲器確認と給仕を行っていたお宅で、奇跡が起きました。
4月14日の地震発生時に脱走していたぷーちゃんが捕獲器に入っている!?
との連絡が入りました。
大分から現地入りしていた後藤さんと一緒に、お宅に伺いました。
多くのCDCA登録ボランティアさんが連携し、繋いできた結果です。

56日ぶりに、家族と再会したぷーちゃん!
7㎏ある体格良しの猫。元気そうです!

衰弱は見られませんでしたが、動物病院へ搬入し、体重を見てびっくり!しました
7㎏ほどあった体重が5,4㎏。1,6㎏も痩せていました。

ぷーちゃんの姿を一度も見かけたことがなく、探し回るのも、心痛だったようです。
お子さんも泣いて喜ばれたそうです

仕事場から動物病院へ駆け付けたご主人も、「プーだ!間違いないな」と喜ばれていました。

近くにいたのに、地震で怖い思いをしたから、お家へ戻ることが出来なかったのでしょう。
プーちゃんは、少しずつ顔のきつさも和らぎ、元気に過ごしているとのこと。
再会の現場に、立ち会え、感動を目のあたりにしました。
熊本救済活動の必要性をご理解くださり、ご支援いただいた皆様のご協力のお陰です。
支援協力いただきまして、ありがとうございました。
前回の熊本での活動の際に、地震の際に逃亡したジュリーちゃん捕獲をお手伝いし、
無事捕獲成功したのですが、ご家族からお礼のお手紙とご支援をいただきました。
前回の熊本での活動はこちらからご覧ください
被災地での活動は、心痛める現実と向き合い、心痛も多いのですが
再会できるご家族の存在は、捜索を続けている皆様の、そして、私たち活動する者にも励みになります。

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以下は、熊本での活動を連携しているCDCAの記事です。
※熊本地震により愛猫が脱走してしまい、
懸命に探されている飼い主様、
どうか諦めずにご相談ください。
記事にある以外にも保護された子がいます。
CDCAでは捕獲器の設置、貸し出し、
捜索アドバイスをさせて頂いています。。
全国の皆様からのご支援により捕獲器を送って頂いたり、
購入させて頂きました。
探されている飼い主様のご費用などのご負担は
一切ありません。
捜索ご希望の方はご連絡お待ちしております。
☆CDCA民間災害時動物救済本部 FBページ
https://www.facebook.com/cdca.animal/
☆CDCA 一般社団法人 民間災害時動物救済本部
http://cdca.jp
☆ボランティアさん募集ページ
(お問い合わせはメールフォームからお願い致します)
http://cdca.jp/volunteer.html
☆熊本地震による現地活動の為の
ご支援(フード)のお願い。
只今、特に猫のフードが不足しています。
物資宛先
〒861-1214
熊本県菊池市泗水町田島2396
綱岡様内
CDCA動物救済本部宛
090-3815-2924
☆活動継続のためのご寄付のお願い
http://cdca.jp/kifu_shuushihoukoku.html
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まだまだ多くの飼い主様が、逃亡した猫を探しています。

多くの飼い主様が、私たちボランティアのサポートを必要としています。
救助活動の必要性をご理解いただき、ご支援のご協力をお願いいたします。
★三菱東京UFJ銀行 浄心支店(じょうしんしてん)
(普通口座)3078894
一般社団法人愛知・地域ねこ応援団
名前の前に「被災」または「熊本」と入れていただければと思います。
後日、収支はblogにて報告させていただきます
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熊本被災猫たちへ支援が届くように、シェア、拡散、いいね。お願いいたします。
被災地救援活動への支援協力をいただき、
6日から10日まで、熊本被災猫救援活動へ出向いていました。
全日、車中泊で、体がパンパンに張っておりますが、どうにか意識は戻りました。(笑)
順に、地区ごとに分け、活動報告をいたします。
熊本地震による迷子猫の捜索活動と共に、
迷い猫捜索エリアで、放浪している猫たちの現状調査も今回は行ってきました。
レポートを、熊本市動物行政へ提出し、飼い主のいない猫TNR活動を要望します。
数か所、活動しましたが、
問題が深刻な益城町安永地区の状況をレポートします。
横に通っているのが県道28号線。
この場所、50m四方だけで、12匹を確認しました。

福島の時もそうでしたが、潜んでいる猫たちは、空腹の限界になると、道端に出てくる傾向があります。
交通量がある昼間は、潜んでいても、早朝、日が昇る少し前なら会えると思い、回っていきます。
近くにある支援物資配給場所の前で、キジ白の猫を見かけたので車を止め、
フードの音をさせ、声掛けしていきます。
見かけたシロキジ、白黒猫は、私を見て家屋の奥へ逃げてしまいました。
水とフード、缶詰を3匹分ほど置き、場所を移動する前に行くと
フードは少し残っていましたが、水も缶詰も空っぽになっていました。

崩壊した建物の中から、茶白猫が姿を見せてくれました。
毛並みのきれいな猫で表情も柔らかく思いましたので、
飼い猫かもしれないと思い、捕獲器を仕掛けましたが、入ってくれませんでした。

地区のごみ置き場が近くにありましたが、ここにも黒猫が座って誰かを待っているように見えました。
フード、レトルト一袋を置くと、静かにゆっくり食べてくれました。
人との接触のある食べ方なので、飼い猫、もしくは外飼いの猫に推測しました。

上の黄色い建物から、同じシロキジがもう一匹顔を出していました。
少し大きさが違いますが、若い兄弟かと思います。
近隣に人が住んでいない場所。
全頭保護出来ず、熊本に居る間しか、ご飯をあげれない。
…本当に、本当に胸が痛いです。
ご飯の用意をしながら、ご飯しかあげれない自分が情けなく、
残された猫たちが気の毒で、悔しくて…涙が流れました。

そんな中、私と目が合った、このチヤトラの目の強さに、救われた思いがしました。
「大丈夫、僕たちは、ここで生きていく」そう言っているように見えました。
面倒を見てくれていた方が、居たのでしょうか?
さび猫、チヤトラ、チヤトラ、白黒、三毛猫…
たくさんの猫が米穀屋さんの駐車場や壊れた家屋にいました。
たっぷりまたたびをふりかけたフードと缶詰、水もたっぷりおいてきました。
住民が住んでいたら、ご飯をあげて欲しいとお願いもできますが、周囲は崩壊宅だらけ。

飼い主のいなくなった猫たち、飼い主のいない猫は、不妊手術が是非になります。
近隣の方に、給仕協力していただき、地元ボランティアさんと連携してTNR活動を行ってもらう。
もしくは、給仕協力者がいない場合、救助活動者が連携しての給仕、TNR活動を行う。
または、全頭保護しか…命を救う道はないわけですが
このエリアは、後者です。
被災者の心に寄り添う活動として、飼い猫探しの為、積極的に捕獲器を設置しています。

現状、資金がない。活動時間がない。という事情で
迷い猫以外の猫が入った場合は、離されている状況です
勿論、ケガや人なれしている猫は、最寄りの動物病院に運び治療をしてもらっています。
症状によって、人なれしている猫は、入院保護してもいます。
但し、皆さん、資金薄の中、出来る範囲での活動しか…出来ません。
私も、今回、活動資金ぎりぎりで熊本入り。
妊娠している猫、人なれしている猫は、TNRもしくは、治療後、保護する覚悟で現地入りしました。
ですが、多くの猫たちへの命を繋ぐ住民がいないエリアの猫たちをすべて保護することも出来ない事。
住民がいる給仕可能なエリアにおいてさえ、
飼い主のいない猫たちへのTNR活動を終える資金がない…現状に苦しみました。
現地で活動継続されている方々も、皆さん思いは同じ…
捕獲器を仕掛けた責務を取り、飼い猫以外の猫が入った場合、TNR活動と併用する。
そんな充実した迷い猫捜索を行いたい思いでいると思います。
捕獲したい猫以外は、入ってほしくない心情…
活動している方々なら、ご理解くださるかと思います。
同じ安永地区
飼い猫が戻ってこないという事があり、柱が折れている中、支え、
自宅と避難所での暮らしを継続しながら、倉庫を猫部屋にし
逃亡した猫の帰りを待っているお宅の捕獲器管理をうささんから引き継ぎました。

自宅周辺、数件のお宅のみ、暮らしている状況。周囲ほとんどの家屋が崩壊されていました。

飼い主がいなくなった崩壊家屋で、3匹の猫の姿を見ました。
その内、1匹がケガ?かと思いましたが、疥癬症状に思いましたので
捕獲器を仕掛け、すぐに入ってくれましたので、翌日、動物病院に搬入し
注射は無理なので、レボリューションをいただき、差し、リリースしました。

他、倉庫においているご飯を食べに来ている猫に会いました。
どうやら、妊娠しているらしく、奥様によると足元まで寄ってくるほど慣れたとのこと
捕獲器に入ったら、保護しようと思い、数日間通いましたが、私を避けるように…
その後、姿を見せず、引き続き、捕獲をお願いしてはいますが、今の時点では捕獲できていません。

6月9日、夕方18時過ぎ。
朝夕、捕獲器確認と給仕を行っていたお宅で、奇跡が起きました。
4月14日の地震発生時に脱走していたぷーちゃんが捕獲器に入っている!?
との連絡が入りました。
大分から現地入りしていた後藤さんと一緒に、お宅に伺いました。
多くのCDCA登録ボランティアさんが連携し、繋いできた結果です。

56日ぶりに、家族と再会したぷーちゃん!
7㎏ある体格良しの猫。元気そうです!

衰弱は見られませんでしたが、動物病院へ搬入し、体重を見てびっくり!しました
7㎏ほどあった体重が5,4㎏。1,6㎏も痩せていました。

ぷーちゃんの姿を一度も見かけたことがなく、探し回るのも、心痛だったようです。
お子さんも泣いて喜ばれたそうです

仕事場から動物病院へ駆け付けたご主人も、「プーだ!間違いないな」と喜ばれていました。

近くにいたのに、地震で怖い思いをしたから、お家へ戻ることが出来なかったのでしょう。
プーちゃんは、少しずつ顔のきつさも和らぎ、元気に過ごしているとのこと。
再会の現場に、立ち会え、感動を目のあたりにしました。
熊本救済活動の必要性をご理解くださり、ご支援いただいた皆様のご協力のお陰です。
支援協力いただきまして、ありがとうございました。
前回の熊本での活動の際に、地震の際に逃亡したジュリーちゃん捕獲をお手伝いし、
無事捕獲成功したのですが、ご家族からお礼のお手紙とご支援をいただきました。
前回の熊本での活動はこちらからご覧ください
被災地での活動は、心痛める現実と向き合い、心痛も多いのですが
再会できるご家族の存在は、捜索を続けている皆様の、そして、私たち活動する者にも励みになります。

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以下は、熊本での活動を連携しているCDCAの記事です。
※熊本地震により愛猫が脱走してしまい、
懸命に探されている飼い主様、
どうか諦めずにご相談ください。
記事にある以外にも保護された子がいます。
CDCAでは捕獲器の設置、貸し出し、
捜索アドバイスをさせて頂いています。。
全国の皆様からのご支援により捕獲器を送って頂いたり、
購入させて頂きました。
探されている飼い主様のご費用などのご負担は
一切ありません。
捜索ご希望の方はご連絡お待ちしております。
☆CDCA民間災害時動物救済本部 FBページ
https://www.facebook.com/cdca.animal/
☆CDCA 一般社団法人 民間災害時動物救済本部
http://cdca.jp
☆ボランティアさん募集ページ
(お問い合わせはメールフォームからお願い致します)
http://cdca.jp/volunteer.html
☆熊本地震による現地活動の為の
ご支援(フード)のお願い。
只今、特に猫のフードが不足しています。
物資宛先
〒861-1214
熊本県菊池市泗水町田島2396
綱岡様内
CDCA動物救済本部宛
090-3815-2924
☆活動継続のためのご寄付のお願い
http://cdca.jp/kifu_shuushihoukoku.html
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まだまだ多くの飼い主様が、逃亡した猫を探しています。

多くの飼い主様が、私たちボランティアのサポートを必要としています。
救助活動の必要性をご理解いただき、ご支援のご協力をお願いいたします。
★三菱東京UFJ銀行 浄心支店(じょうしんしてん)
(普通口座)3078894
一般社団法人愛知・地域ねこ応援団
名前の前に「被災」または「熊本」と入れていただければと思います。
後日、収支はblogにて報告させていただきます
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